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  • 新たな認知症治療 

    2025.10.12

    こんにちは、看護師のIです。

    本日はアルツハイマー型認知症の新薬『ケサンラ』についての内容です。

    薬剤の詳しい解説は、院長ブログを参照くだい

    https://www.kanenaka-neurosurgeryclinic.tokyo/wp/post_blog/%e3%83%89%e3%83%8a%e3%83%8d%e3%83%9e%e3%83%96%ef%bc%88%e3%82%b1%e3%82%b5%e3%83%b3%e3%83%a9%ef%b8%8fkisunla%ef%b8%8f%ef%bc%89%e6%b2%bb%e7%99%82%e3%81%ae%e8%87%a8%e5%ba%8a%e7%9a%84%e6%84%8f/

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    当院でも、現在すでに10名の患者様が治療中です。

    今回のブログでは、実際に治療開始となった場合のイメージや、ご家族にお願いしたいことを中心にお話します!

     

    【ケサンラの治療が有望な方】

    物忘れの自覚をし始めているが、まだ日常生活の自立度が比較的保たれている方

     

    ケサンラは認知症を治す薬ではなく、進行を遅らせる薬です。

    早期の診断・治療開始が大切です。

     

     

    適応

    ・軽度認知機能低下(MCI)または、アルツハイマー型認知症と診断された方→(MRI検査と、口頭形式の検査で判定します)

    ・脳内に、アミロイドβプラークの蓄積が確認された方→(PET-CT検査や、髄液検査をします)

     

    副作用

    ・脳の腫れや小さな出血。

    ・過敏症やアレルギー反応。

     

    投与方法

    4週間ごとに、点滴で薬剤を投与します。

    初めは350mgから投与し、徐々に増量し、4回目からは1400mgを投与します。

    投与期間は、最大18か月です。途中でアミロイドβプラークの除去が確認された場合は、その時点で投与終了することもあります。

     

    ☆点滴時の受診の所要時間は2時間です。

    →薬剤準備に30分、点滴投与に1時間、点滴後院内待機で30分かかります。

    ※すべての工程が滞りなく進んだ場合です。

     

    ☆MRI検査時の所要時間は1時間半です。

     

     

    ご家族にお願いしたいこと

    ・通院サポート

    点滴投与や副作用チェックのMRIで2~4週間ごとの、定期的な通院が必要になるため、送迎や予定の管理が必要になります。

     

    ・ご自宅での体調観察

    副作用は、早期発見が大切になります。

    ご自宅でいつもと違う言動や表情、体調不良がないか目を配っていただく必要があります。

     

     

    費用

    1年の薬剤費は、約308万円(自費の場合です)。保険適応は日本だけ。海外は全て自費です。

     

    総額 医療保険の自己負担額
    3割 2割 1割
    12ヵ月で完了した場合 約100万円 約67万円 約33万円
    18ヵ月で完了した場合 約141万円 約94万円 約47万円

    ※PET-CT、定期的なMRI検査代、診察料で別途費用がかかります。

     

    高額療養費制度により、さらに負担額を減らすことが出来る場合があります。

    自己負担額は、年齢や年収により異なるので、お住いの市区町村や加入している公的医療保険にお問い合わせください。

     

     

    ご本人らしい暮らしを一日でも長く続けられるよう、治療を前向きに検討してみませんか?先ほども記載した通り、早期発見・早期治療が大切です!

    物忘れが気になる方、ご家族の方、まずは相談から始めませんか?

    是非お待ちしております!

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