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片頭痛予防について(看護師の視点より)
2024.10.14こんにちは!かねなか脳神経外科看護部です。
今回は片頭痛の予防についてお話しようと思います。
なぜ予防が必要なのかといいますと・・・
頭痛が生活に支障を及ぼす可能性があるからです。
片頭痛の場合、動くと症状が悪化したり、強い吐き気を覚えることがあり、日常生活を普段通り送ることが難しくなる可能性があります。
予防の目的として
①発作頻度、重症度と頭痛持続時間の軽減
②鎮痛薬を効きやすくする
③生活機能向上と生活への支障の軽減
(鎮痛薬の乱用は、薬物過多頭痛を誘発するので鎮痛薬の過剰な使用がある場合も予防療法が必要です。)
引用:jhsnet.net
当院では看護師問診後の医師の診察で治療方針(予防治療も含め)を決定します。
片頭痛の予防には内服薬と注射(抗CGRP製剤)による方法があります。エムガルティ、アジョビ、アイモビークです。少し高額ですが、当院では一定期間使用して、一気に脳の中枢感作(慢性化した片頭痛脳)を解除して、頭痛の少ない日々を取り戻します。その為、注射によって治療する患者さんも大変多くいらっしゃいます。
看護部としては患者様に「頭痛の頻度・程度、生活への支障度」を問診していきます。
問診で思うのは、予防薬の効果には個人差があり、効果が出るまでに時間がかかる方、すぐに効果を感じる方等様々です。
予防治療を受けている患者様の多くは、
・頭痛の有った生活を忘れてしまった。
・今まで比べて鎮痛剤を内服することが減った。
・寝込むことが無くなった。 などの声が聞かれています。
頭痛で悩んでいる方は一度受診をお勧めします。
頭痛に対して、看護師、検査部、受付、医師皆でサポートしています。悩んでいる方はお越しください。一緒に治療していきましょう!
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