

-
腰痛について
2025.10.08かねなか脳神経外科、リハビリテーション科のYです。
腰痛は、日本人の多くが一度は経験するといわれるほど身近な症状です。重たい物を持ったときや長時間同じ姿勢を続けたときだけでなく、運動不足やストレス、生活習慣の乱れなど、さまざまな要因で起こります。
■腰痛の原因は?
大きく分けると2つあります。
①はっきり原因がわかるもの
椎間板ヘルニアや骨折、感染症がこれにあたります。ただし、腰痛全体のごく一部です。
②原因がはっきりしないもの(非特異的腰痛)
実は腰痛の約8割はこのタイプです。レントゲンやMRIを撮っても「これ!」と断定できる異常が見つからないことが多いです。多くは筋肉や関節の使い方のクセ、姿勢、運動不足などが関係しています。
■日常生活で気をつけたいこと
・長時間同じ姿勢を避ける
デスクワーク中は1時間に1回は立ち上がって軽く体を動かしましょう・
・正しい姿勢を意識する
猫背や反り腰は腰に負担をかけます。椅子に深く座り、背もたれを活用すると◎。
・急に重い物を持ち上げない
持ち上げるときは腰ではなく、膝と股関節を曲げて足の力を使いましょう。
・適度な運動
ウォーキングやストレッチは血流を改善し、腰痛予防につながります。
■こんなときは受診を
・足にしびれや力が入らない
・排尿、排便がしにくい
・安静にしても強い痛みが続く
これらは重大な病気のサインかもしれません。早めに医療機関を受診しましょう。
■まとめ
腰痛の多くは生活習慣や体の使い方に関係しています。
「正しい姿勢」「こまめな動き」「適度な運動」を意識することが、腰痛予防の第一歩です。もし不安な症状があるときは、無理せずに当院理学療法士や医師に相談していただければと思います。
最新の記事
- 2025年11月07日
休日診療について - 2025年11月01日
New face 片頭痛予防薬ゲパント - 2025年11月01日
三叉神経痛と片側顔面痙攣 - 2025年10月26日
おめでとうございます! - 2025年10月19日
健康診断の胸部レントゲン、何を見てるの?
