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アルツハイマー病に対するケサンラの効果
2026.03.15こんばんは。院長のkです。
当院はクリニックでアルツハイマー病の原因となるアミロイドβタンパク質を取り除く注射(レケンビ、ケサンラ)を導入出来る数少ないクリニックです。現在16名の患者さんがこの治療を行い、2名の患者さんが1年間の治療を経て無事終了しました。
認知症を心配して来院される患者さんは年々増えています。その中で最近、とても印象的な検査結果がありました。
76歳の男性と79歳の女性の患者さんです。1年前は「アミロイド陽性」でした
そして、抗体製剤であるケサンラを1年間投与しました。副作用も無く何事もなく1年が終わりました。
この患者さんは、約1年前にアミロイドPET検査を受けてもらいました。
アミロイドPETとは、脳に「アミロイドβ(アルツハイマー病の原因となるタンパク質)」というタンパク質がどれくらい蓄積しているかを見る検査です。
このアミロイドが脳にたまることがアルツハイマー病の重要な原因と考えられています。
当時の検査では
- 前頭葉
- 頭頂葉
- 側頭葉
- 後部帯状回
など複数の部位で アミロイドの集積が確認されていました。
数値(センチロイド値)も89と高い値でした。
一般的に20〜30を超えると「陽性」と考えられます。つまりアルツハイマー病の可能性が高い状態でした。
1年後の検査で驚きの結果。今回、再びアミロイドPETを撮影しました(最新の治療を受けた方は必ず治療1年後に行います)
結果はすべての部位で陰性でした。
さらに数値は-4まで低下していました。
つまり、アミロイドがほぼ検出されない状態です。今回の結果から脳内アミロイド沈着は認めない、アルツハイマー病は否定的という評価に変わりました。
認知症医療は今、大きく変わっています
近年、レカネマブ、ドナネマブなどアミロイドを取り除く治療(抗体製剤の注射薬)が登場しました。
今回の患者さんもその恩恵を受けています。
これまでの認知症治療は症状の緩和、すなわち進行を遅らせる?ことが中心でしたが効果は限定的でした。
しかし!現在は原因に直接アプローチする治療
が始まっています。3年前、認知症医療はまさに大きな転換点を迎えました。
認知症は早く気づくほど有利
認知症は年だから仕方ないと思われがちですが、実際には早く診断する事が重要!それらの対策が可能だからです。
例えば、最近物忘れが増えた、同じ質問を繰り返す、家計管理が苦手になった、道に迷うことがある
このような症状がある場合は一度ご相談ください。
最後に、脳の病気は早く見つけることが大切です。
そして今、認知症医療は「診断する時代」から「治療する時代」へ変わりつつあります。
気になる症状がある方は、早めに!特に認知症の家族歴がある方は、人間ドック並みに早め早めです!
どうぞお気軽にご相談ください。
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