お問い合わせ・予約受付
03-6382-4880

  • 今週、片頭痛治療に大きな一歩

    2025.12.21

    こんばんは。院長の k です。
    今週、片頭痛治療に大きな一歩
    経口CGRP受容体拮抗薬(ゲパント)ナルティーク®75mg が発売されました。

    片頭痛の発生には、CGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)というタンパク質が深く関わっています。
    CGRPが脳の硬膜血管などに存在するCGRP受容体に結合すると、血管の炎症🔥や拡張が起こり、それが「痛み」として感じられます。
    現在、片頭痛予防の主軸となっている
    エムガルティ・アジョビ・アイモビークといった注射製剤は、まさにこのCGRP関連経路をターゲットにした治療です。

    一方で、今回発売された「ゲパント」は?

    前回のブログで少しだけ紹介しましたが、今週登場した ナルティーク®(リメゲパント) は、アイモビークと同様にCGRP受容体に直接作用する内服薬です。

    そして最大の特徴は、
    ⭐︎予防にも
    ⭐︎急性期の頭痛にも

    1剤で2つの役割(2 in 1) を果たす点です。
    イメージとしては、
    「注射製剤+トリプタン」 の効果を1錠にまとめたような薬と言ってよいでしょう。

    実際の当院での使用状況(発売初週)

    今週は、約20名ちかくの患者さんに ナルティーク を処方しました。待ちに待っていた患者さん、発売に合わせて予約をお取りになっていました。初耳の患者さん。
    急性期使用で16名ほど、予防特に月経関連片頭痛の予防(月経前後のみ)で6-7名。
    まずはこのあたりから、慎重に使い始めています。

    なお、予防目的の場合は
    1日おきに内服(=1か月14錠) となります。
    新薬のため薬価はやや高めで、14錠使用すると注射製剤より少し高額になります。

    月経関連片頭痛という「最後の難関」

    女性の片頭痛治療では、最終的に月経関連片頭痛 が最大の壁として残ることが少なくありません。
    これまで、この領域のコントロールには本当に苦労してきました。
    必要な時期だけ予防的に使えるゲパント が、この難関を突破する武器になってくれることを期待しています。

    薬物乱用頭痛(MOH)になりにくい

    ナルティークは、
    薬物乱用頭痛を起こしにくい とされている点も大きなメリットです。
    これは、慢性的に頭痛に悩む患者さんにとって非常に重要なポイントです。

    片頭痛・急性期治療薬の選択肢

    現在、急性期治療薬としてはイミグラン(スマトリプタン)、ゾーミック(ゾルミトリプタン)、レルパックス(エレトリプタン)マックサルト(リザトリプタン)、アマージ(ナラトリプタン)
    、レイボー(ラスミジタン)、ナルティーク(リメゲパント)← NEW
    次回のブログでは、ゲパントの具体的な特徴、トリプタンやレイボーとの違い、どんな患者さんに向いているのか?

    といった点を、もう少し踏み込んで整理してみたいと思います。

    引き続き、現場での実感も交えながらお伝えしていきます。

カレンダー

2026年2月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
232425262728  

最新の記事

アーカイブ

ページトップへ