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メジャー連携病院 東京警察病院
2025.05.25こんにちは。院長のKです。
今日は雨かと思いきや、意外と早く晴れ間が出て来ました。頭痛持ちの患者さんは少し頭痛が緩和されたのではないでしょうか?
さて、本日は疾患というよりは、医療連携のお話しです。
当院は中野区にあるため、大学病院では近隣の東京医科大学や杏林大学杉並病院などと連携しています。また、脳神経外科は特殊疾患領域も多く、非常勤医師なども来てもらっている東京大学病院、東京科学大学病院(東京医科歯科大学病院)、順天堂大学病院などとも連携医となっています。
しかし、大学病院は受診の敷居も高く、特殊性が大きいため、日常の臨床では市中病院との連携が非常に大切です。
新渡戸記念中野総合病院や東京総合病院などは中野区内の拠点病院としてお世話になっています。
その中でも、最も当院と連携が深いのが自警会東京警察病院です。もともと千代田区富士見(飯田橋駅前)にあったものが、2008年に中野区へ転居しました。
私もそのタイミング付近で警察病院に着任し、約10年間にわたり脳卒中を軸に脳神経外科疾患について従事していました。
当院は今なをたくさんの警察病院所属の脳神経外科医師達が外来を担ってくれています。外来で脳卒中が見つかれば、ほぼ5分以内に警察病院脳卒中センターへ搬送できる体制、病診関係を構築しています。
逆に私も現在、警察病院脳卒中センターへ非常勤医師として在籍しています。
そんな警察病院より、昨日リーフレットを作成したとの事で当院に送られて来ました。
私のホームグランドである警察病院。脳神経外科と脳血管内治療科がタグを組んで24時間365日脳卒中受け入れをしています。1人でも多くの患者さんを救おうという気持ちは、私が在籍中から変わっておらず、非常に嬉しいことです。
医師の働き方改革が轟かれる中、医師のマンパワーと実働に限界も生じ、様々な諸問題もある様です。医師が無理して働けば救える命がある場合、医師の働き方を優先するのか?国民の命を優先するのか?なかなか難しい課題です。脳卒中をはじめ救急疾患において、働き方改革は足枷になってしまう反面、医師も人間ですので、そこをどう補填するか、複数病院が協力して行政単位での受入体制の整備も必要な時代になって来ているようです。
https://www.keisatsubyoin.or.jp/
警察病院ホームページ
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