こんばんは。事務長のKです。暖かくなったなと思っていたら、今日は少し寒く、まだまだ服装が定まりません。皆様も風邪を召されませんようにしてください。

さて、最近ではMRI検査患者様に待ち時間をお取りいただき大変申し訳ございませんでした。可能な限り当日検査、当日結果説明を心がけており、その日に解決することを当院はモットーにしています。しかしMRIの検査時間が１人あたり20分前後と長いため、可能な方には少し外出をお願いしたり、院内にて長いことお待ちいただいたりとご不便をおかけしてしまっています。申し訳ございません。

当院ではCT検査もできますが、やはり脳の検査ではMRIには勝てません。診療費はあまり変わらないのに、得られる情報量がまるで違います。
そこで今日は、MRI装置とCT装置について少し書いてみます。

脳外科領域における
MRI検査のメリット　：発症初期の脳梗塞診断・造影剤を使わないで脳動脈瘤など脳血管の診断・病変の質的診断。予防医学に貢献します。
MRI検査のデメリット：検査時間が１５分～２０分程度かかる。ペースメーカーなどの機器を体内に埋め込んでいると検査不可。

CT検査のメリット ：脳出血診断・骨折・検査時間が５分程度と短い
CT検査のデメリット ：発症初期の脳梗塞診断は不向き・造影剤を使用しないと脳動脈瘤の診断は不可・病変の質的診断は情報が少ない

上記の様に、脳神経外科では圧倒的にMRI検査の方が情報量も多くとても有意義な検査だと分かります。脳以外では、脊髄、前立腺、肝臓、膵臓、骨盤内臓器、下肢血管などが得意分野です。実際に当院でも脊髄（首や腰）をはじめ、前立腺癌や膵癌、胆嚢癌などの撮影も多いです。

大学病院や総合病院などでは、MRI検査は基本的に完全予約制で1週間待ちから長いとこでは1ヶ月待ちであると聞いたことがります。
当院では、基本的に当日MRI検査し診断までを行っております。その為、待ち時間が長くなってしまうことがあり、患者様には大変ご不便をおかけし申し訳ございません。
今後も患者様には信頼されるクリニックとし診療してまいります。これからもかねなか脳神経外科をよろしくお願いします。